手塚治虫がアニメーションやり出した頃の出来事を当時のアシスタントがまとめ上げているマンガがあったので、読んでみた。
その本についてダラダラ書く気もないけれども、
天才の側にいた周囲の人間のテンションに目を見張るものがある。
自分は、マンガやアニメ、映画には、執着してこなかっただけに、
ある種のカルチャーショックを受けてしまう。
それらは一人では到底、完成しないということが、ようやく明確にわかった。
一方、音楽は、どうか。
最近の話でいえば、スタジオなどに持ち込まなくとも、
ミキシング、マスタリングも環境があれば自宅でできてしまう。
技術がないとできないではないかという話にもなるけれど、
方法がわかれば、後は個人の趣味の話のようにも思う。
プロと呼ばれる人が音楽をつくる場合、数多くの人間が協力していることがわかる。
(反対に可能な限り一人でという人もいるかもしれない)
自分などは、
適当に作って、適当にマスタリングしてcdに焼いてくらいのことしかしていないもんだから、
一人で完結してしまう。(完結の形がないものだから、ほったらかしになる場合が多いのが問題・・)
世の中には”締切”というやつがある。
普段の仕事でもお世話になる言葉である。(特に資料)
(仕事では締め切りより数日前に提出し、残りの時間あーだこーだと後悔することが多い)
趣味に締切をもうけるのもどうかと思うが、
それがないからメリハリがつかない。
マスタリングしていないトラックが4曲ほったらかし。
ミックスも構成ができているがほったらかし。
その他忘れられた約束もほったらかしである。
どうもまとめる作業が苦手なようである。
”納得のいくまで”というが、明日になればまったくの別人格。
感じ方も変化してくる。
過去まとめあがったものの大概が、
ワンスパンの時間で最後まで作業したものが多い。
数日かけるとなると、これがどうも厄介な話になってくる。
(その事ばかり考えているわけにもいかない環境がなおさらである)
時間の感覚がくるっていて、22時に寝て、
ひょんな事からさっき起きた(深夜1時)。
早朝のそれとは違い、起きたとたんに頭が変に回転する。
回転というよりは、無作為に様々なことが思い浮かんでは消える。
今はきっと、普段脳が思考を忘却させている時間帯。
忘却出来ずに無作為にあばれているようでもある。
朝を迎えない夜というやつを体験してみたいものだ。(ムーミンにそんな話があったような・・)
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