鈴木幸希
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2025/02/12(Wed) 05:56:51
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Jazz縛り
2010/06/01(Tue) 02:44:48
アパレルの知人(の友人)が名古屋に店をOPENすると言う事で、
わざわざ名古屋でdj。 普段の選曲を知ってか知らずか、 事前から"jazz"、"黒すぎない"、"上がらず下がらず"というオーダーがあった。 こうやって縛りのあるdjは3回目くらい。 同じく店のオープンと、ファッションショー。 一般的にdjは、その場の空気を読んで選曲するとされているけれど、 自分の場合、それをやると重くなりすぎる傾向があるので、7割ほどセットを適当に組んで、3割の余地を残しておくことがほとんど。 はじめから縛りがあるとその余地すらない為、 事前からやる気もテンションもあがらず。 traktorを使用する事に決めていたので、 ニューフォルダに"jazz"のリズムものを突っ込み(アバンギャルド除く )現地ですべてやることにした。 現地につくと、 何かと、おしゃれさんだらけ、少し色あせたTシャツに適当なジーパンは自分以外見当たらない。 音だしさせてもらってる最中、スクラッチしまくっていると、 「HIPHOPっぽくブランドイメージに合わないので・・・」と、 気まずそうな顔をした初対面のデザイナーが声をかけてきた。 久しぶりに音楽の事でイラついた瞬間である。 金をもらっている分ビジネスが成立しているという事を忘れ、 「チェックだから」と一言添えて、ぶっきらぼうにディレイをかけてコスリまくった。(知人、すみませんでした・・・) 向うのオーダーをまとめると、 ”黒くないjazzで上がらず下がらずBGM的にお願いします”という事だが、そもそも黒くないjazzはjazzじゃない。 "上がらず下がらず"に関しては、 菊地成孔が"もっともむずかしいバランス"と言っていたこともあり、 それだけが課題でありモチベーションになった。 パーティがはじまって1曲目。 むかついていたので真っ黒のmadlibをかける。 別に反応も悪くないので、"黒くない"はシカトすることが決定。 上がらず下がらずで苦労しながらも、なんとか1時間を終えると、 他方が酒をついでくれた。 こんなもんじゃないけれど、この場で求められているのでそうゆう事だったようだ。 dopeに好き勝手やりたいと痛感した一日。 一応mixをそのまま録音したので、 パッケージして配布予定です。 PR |