週末、友人の結婚式へと、岩手に里帰りしていた。
式の前日にかえったのだけれど、
ゆっくりする暇もなく、実家にある兄の机で朝まで仕事をし、
数時間寝て寝不足のまま、式へ向う・・・
はずの予定が、迎えに来てくれる段取りになっていたO氏の遅刻である。
スーツ姿で、その昔登下校していた道に立たされている感覚は、
新鮮さのあまり決して悪いものではなかった。
結局、大事な時に遅刻とかしちゃうタイプなだけの話だ。
組み合わせ的には、あまりない面子(俺、O氏、K氏、HBB氏)の車内は不思議なもんで、割りとフラットだ。
(こうゆう時に大人になったなぁと思う。)
時間ギリギリに式場に到着すると、安心する顔(H氏、H氏、H氏、S氏、N氏、K兄氏、K嫁氏、Y氏、A氏、K氏)が揃っている。※だれか入れ忘れていたらごめんなさい。
酒の席以外で会うと、つまらない話をしてしまうダメな大人達ばかりである。
(そんな中、K嫁に第2子が生まれたという話は、うれしくなった。)
チャペルへ移動すると、急に眠気に誘われた。
(きっとenyaかなんかが流れていたからだ。)
となりでY氏が寝ている・・。
不慣れな行事は、マスターオブセレモニーの流れに乗っ取るしかなく、
多少空気に落ち着きがない。(※みんな元々punksばかりだからだろうか。)
そんな中、新郎M登場。(なんともアンニュイな面持ち)
その後、お嬢様が父と共に登場(こちらは終始アンニュイだから仕方がない)
式に立ち会えた事に感謝と共に、こちらとしても今後を見守らせて頂く事になった。
そのまま、披露宴に流れると、すでに料理がテーブルいっぱいを満たしている。
(※実家で朝飯を食った為か、まったく食べる事はなかったけれど、それはそれは豪勢な料理であった。)
実は新郎M氏とは、青春時代を共にしたわけではない。(※小学生の時くらいだ。)
会えば話すし、気を使わない程度の友人といったところだ。
中学からバンドマンだった彼とその周囲は、いわゆるヤンチャな人達である。
(私はといえば、音楽は好きだったが、雑食だった為、楽器を持つわけでもなく、聴いてばかりいた。)
高校になり、バンドを組んで、楽器屋の裏にある蔵に出入りするようになってから、多少顔を合わせていた。
その後、K先輩氏が主催したイベントで同じステージに立ったのが懐かしい。
(※あの時誰かが取ったテープはどこにあるんだろう・・・。かなりおもしろい内容だと思うのだけれど)
その後の打上げでKの家で皆泥酔し、周囲、嘔吐物まみれで迎えた朝は、格別だった。
(個人的には、その打上げ後最後まで、Kの家に残り”語った”事も鮮明に覚えている。)
考えれば、その時の面子ばかりが集まっていたようにも思う。
いろいろと思い出していると披露宴はなんだか良くわからないうちに終わっていた。
(※もちろん各所でいろんな話が聞けた事もあり、”いい意味で”)
2次会までは3時間ほど空いた。
H氏の料理がでるという。
料理人になりたいという意志を固め実現したというのが正直すごい。
そういえば、初めてH氏の料理を食べることとなる。
3時間の間、ばーちゃんの家で眠り(あれほど、睡魔に襲われる場所は他に知らない。)
2次会会場へ向かう。
新郎の友人が作り上げた2次会は手作り感があって、憎めないものだ。
久しぶりに会うM氏と話ていると、
「若いヤツラ」という単語が数回出てきた。
もう俺らは若くないのだと改めて思うし、世代を譲っている感じは向こうならではかもしれない。
2次会になると、新郎も新婦もいつも通り。
さっき式を挙げてきたとは思えない表情をしている。(なおアンニュイだ。)
ここでは、Hの料理がうまくてうれしくなった。
大量の人間に当たるビンゴ大会も、2次会幹事のHしの計らいか。
時間が経つのも早いもので、3次会の時間である。
正直一番楽しみにしていた。
3次会場には、各楽器が並べられている。
新郎やH氏やO氏の計らいで自身もミキサーを持ち込んでいた。
そもそもミュージシャンばかりだし、過去に組まれたバンドが複雑に絡みあって集まったような人達だ。
はじめに楽器を手にとったのは、A氏。
うれしそうにレコードの音に合わせ、ドラムを叩いている。
社会人になったA氏は今、ドラムを叩けない環境にあることからか、ほんとにうれしそうだったのが印象的だ。
皆の酒も進んで、各々楽器に手をつけ出し。
ごく自然な流れだ。
そんなこんな時間が経ってくると、いつの間にか自身の指がスクラッチをしたがっていた。
H氏がその事に気が付き(ほんと繊細な人だと思う)、Y氏と共に、後押しするもんだから、
いかないわけでも行くまい。
HBB氏を誘ってセッションを始める。
針もスリップマットも自分好みに調整されていたのと、ミキサーを持参したことで、
かなりやり易かった。
後は彫っておけば、リズムやメロディは後ろからどんどん変化していくから、
それに乗るだけ。
邪魔せず、主張せず、なじませる事が大事である。
そもそもスクラッチなんてノイズだという人もいる。
そんな人に、一泡ふかせるのが、どんなリズムでもスクラッチする理由なのかもしれない・・・、
と酔っ払いながら考えていた。
個人的にはやけにおもしろかった。
Y氏が、「こうゆうのが心から楽しめる」と笑顔でいっていたのが印象的だった。
欲が先行して、H氏にはちょっと迷惑をかけた。(※今度がっちりHIPHOPやりましょう)
2日間で3時間ほどしか寝ていない身体と旨い酒で、26時に限界を向かえ、新郎に一言かけて帰宅。
※O氏、機材持って帰らずすみません。(頼りにしてるってことで)
実家で3時間眠り、始発で東京へ戻り(戻るという表現に疑問を感じながら)、
朝からいつも通りの日々。
酒とか睡眠のせいもあるのか、体調を崩し今に至る。
寒気、微熱の中、
記憶が鮮明なうちに書いておこうと思った日記。
おめでとうー。
PR