大阪出張から帰宅。
ホテルがあった心斎橋付近はレコード屋に恵まれた心地の良い土地。
ホテルから御堂筋を越え、いわゆるメイン街みたいなところも歩いたけれど、”グリコ”マーク、カニ道楽、食いだおれ人形、980円キャバクラを確認しただけにすぎず、あまりいいものではなかった。
女:「たのむわ!!私、借金できる兄貴がおんねん!!」
男:「そうゆうのやめろや!!」
女:「いくらでもはたらくわ!!なんでもする!!」
男:「うるさいねん!!」
ただの通りすがり男女の会話。
独特な街である。
深夜、たばこを買いにおばちゃんが夜な夜な営む風俗街のたばこ屋での出来事。
私の前にいるおっさんが、たばこを頼もうとすると、
横から若いにーちゃんがタバコ屋のおばちゃんに話しかける。
若いの:「買い物中すまん!(強引に)、ここらでナントカ(酒の名前らしい)買えるとこどこや!」
たばこ屋:「そんなんしらんわ!お客さんが迷惑やろ!」
若いの:「うっさいわ、ばばあ!」
前にいるおっさん:「気分の悪いヤツやなー」
若いの:「やんのか!われ!」
前にいるおっさん:「(私にむかって)にーちゃん、こんなんになったらあかんで。」
私:「・・・・・。」
若いの:「つかえん奴ばっかりやわー!!」
その後、罵声とともにどっかへ消えていく。
私:「変なヤツでしたね」
たばこ屋:「あんなんしょっちゅうや、にーちゃんも気ーつけや」
その後、
フェラーリを吹かしながら細道を行く車。(スーツのでかい男に、助手席にはキツネ目の細身の女)
フェラーリ:「ブオーン!!」
案内所のにーちゃん:「さっきからうっさいねん、ぼけー!!」
フェラーリ:「ブオン!!ブオン!!ブオーン!!」
周囲の呼び込みのにーちゃんやら酔っぱらい:「(各方面から)だまれぼけがぁー!!(等など)」
大阪は高校の修学旅行できて、勝手にどっかの観覧車に乗り、ツアーバスにおいて行かれそうになった事しかない。
以来、興味はあったものの、東北人の自分にしてみると、なにか面倒がまっていそうな街でもあった。
短い時間ではあるけれど、結果的に大阪は嫌いじゃないようだ。
心斎橋でレコード屋を8件ほど回ったが、どれも中古屋で、独特の品揃え。勝手にやっている感じがした。(センスは微妙だけれど・・)
夜な夜な一人でクラブにも行って時(初見の土俵オリジン)も、
数名が声をかけてきた。
基本的に昼間仕事の為、夜の大阪しか体験できなかったけれど、
イメージ通り、下世話な夜を体験できた。(クラブでも路上でも)
最終日、2日酔いの中、寝ずに京都へ。
午後に急用が入った事と、2日酔い無睡(+どことなくお好み焼きの匂いが身体に染み付いている錯覚?)
という状況で京都駅へ降り立つ。
こちらもこちらも高校の修学旅行で、夜な夜な散策した思い出のみ。(その時の宿泊先入口で教師陣が、どこかへ逃げて行った私達のような生徒を待ちかまえチャックインすらできない。(たまたま、馬鹿グループが正面から堂々と入って行った事により、ぼこぼこになっている横を通り過ぎチェックインすることができたが・・。))
京都で夜な夜な歩いた細道(半アーケードみたいなところ)を歩き、ノスタルジーに浸りながらも具合が悪い。
京うどんを食べて、早々に切り上げる。
大阪の匂いを京都に持っていった自身に反省し、奇麗な身で再度、京都に行くことにしようと思いなおす。
東京に着いた途端、無意識にヘッドホンを装着。
大阪、京都では一度もヘッドホンをしなかったのに。
東京の街の音に飽きてしまっているのだろうか。
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