鈴木幸希
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2025/02/11(Tue) 16:54:36
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無題
2010/05/05(Wed) 00:10:43
・ある時間的現象の規則的分節
・時間的現象要素の規則的反復 ・ある規定の時間的現象 ルードヴィヒ・クラーゲス(1872~1956)、ドイツ人哲学者が記していた、 ”リズム”の定義。※intoxicate参考 ”リズム”という音楽的な言語として捉えられる事がほとんどだが、 クラーゲスがいっているのは、時間軸の中に2つの点を置くと、2点間の時間の長さを感じるようになるということ。 ”規則的”、”反復”という現象を使用したミニマリズムとして扱われ、 アートでも音楽でも工業製品においては、ミニマリズムが大半を占めている。 ミニマルというもの自体が、なにかを極限まで削ぎ落としたのもなのか、 なにかの基礎要素なのかは考え方の違いでしかないが、 ミニマルが意味するところは”最小限”だ。 ミニマルという要素を形に例えると、平面や直角、または形のないものでは同力、同音などがあげられる。 数年前に、とある人から”同じ卓上でも直線的に整列された文具とランダムに羅列された文具では直線的に整列された文具の並びが綺麗として捉えられているのはなぜか”という課題を与えられた事がある。 生物学的にみると、例えばわたり鳥が集団で飛ぶ際や、どうぶつや魚が群れをなして移動するときに整列していたりする現象は、自然対策や敵からの保護など 理由として考えられている。 人は指示を与えなければそんなことしないようにも思うが、時間という概念自体に規則性があったり、そもそも生物学において規則性を用いるあたり、 どこかでミニマリズムを意識している事になる。 音楽的リズムの根源はアフリカにあり、それはなんらかとの交信を行うにおいてのトランス状態を生み出す要素としてのリズムだが、現在の音楽的ミニマルとは別のそれこそポリリズムだったりする。(ポリリズムもミニマルの集合体ではなるが) 人が定義した時間の中で規則性を持たせた上での、リズムと、 時間に規定されず個人の精神的状態が生み出すリズムとでは大きな差がある。 シーケンスされた音をクオンタイズするという方法で精神的状態が生み出すリズムを作り出す試みがいまだに音楽製作の方法論としてよしとされているが、 こればっかりは、なんだかバカバカしい方向性である。 ※残念な事にmpcを離れたhiphopと打ち込み要素がはいったロックのほとんどがこれだ。 最近、パットメセニーがオーケストリオンを使用した楽曲を作成した。 オーケストリオンは、自動演奏楽器を使用しいつでも”同じ演奏”を聴くということを目的として一時進化したものらしいが、結果的に演奏の再現は不可能だったとされている。 しかし、レコードに記録するという形で同じ演奏を聴く事は可能になった。 オーケストリオンに同じ演奏ができなかったわけではない。 ただ、聴いた人が感動しなかっただけである。 機械的に単調になった演奏はオーケストラといえ物足りないものだったに違いない。 このことから音楽から規則的分節を捉えると、それが不規則的だったとしても、 不規則の中のミニマリズムはあまり良い結果をもたらさないともいえそうだ。 昨日、ドラえもんを買った。 PR |