鈴木幸希
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2025/02/11(Tue) 10:42:48
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SL
2010/10/08(Fri) 03:29:07
今日なんとも言えぬニュースを目の当たりにした。
SL1200の生産中止である。 高校の頃、先輩から譲り受けたクソみたいなターンテーブルから買い換える時、 ド定番とされるSL1200MK2か当時新発売されていたPDX2000の2種のみしか選択しはなかった。 スタントンやNUMARKがターンテーブルに手を出すほんの少し手前の事。 要は今から10年前の話。 スクラッチから入った自身にとって、当時PDXのストレートアームはあまりに魅力的だったので、 PDXを所有することにした。 PDXは今に至るまで6台購入しているほどの愛着ぶり。 かたや現場にいけばどこもかしこもSL1200ばかり。 定番とされるのはいいが、ことDJプレイにおいてのSL1200のスペックはいまだに信用ならない。 トルクは弱いし、ピッチが安定するまで時間がかかる。 なによりハードスクラッチにたえれず針飛びする始末。 PDXの仕様に慣れきっている自身にとっては現場でメインとなる機材が違う事は 悩みの種でしかない。 一度、それを解消しようとSL1200が手元にあった時期もあったが、 特に愛着が沸くことはなかった。 ただ、SL1200が生産中止となれば黙ってみてるわけにもいかない。 レコード屋がつぶれ、クラブがつぶれ、今度は世界で愛されるレコードプレーヤーの生産中止である。 SL1200がなかったら確実にブレイクビーツは生まれなかったし、ヒップホップも生まれなかった。 機材自体が音楽そのものをつくるきっかけになる事は少なくないが、 SL1200はそのなかでも特殊な部類だ。 なんせもともとはただの最盛期として作られ、 グランドウィザードセオドアがスクラッチを発明した。 BABUがターンテーブリストという言葉を作り出した。 DJじゃないターンテーブリストだ。 DJ文化が発展した時、9.9割がくそDJだった。 クソみたいな音楽をクソみたいな繋ぎでクソみたいなノリで垂れ流し、 クソみたいなリスナーがクソみたいなリズムで踊る。 そんなのとは一緒にされたくない。 DJかと問われれば、「別に・・」とどっかの沢尻さんと同じ心境である。 ただ、ターンテーブリストを理解している人は周りにも少数いた。 スクラッチに限った事じゃない。レコードとプレーヤーと自身が同期する感覚だ。 ある一定に到達すると快感でしかない。 要は、ターンテーブルも麻薬なのだ。 クソDJはそれに呑まれただけの、どこ産かもわからない安いハッパ吸いと同種である。 どうも悲観的なのは、 事実を受け取りきれていないからだろう。 クソDJがいたお陰でDJ文化は発展したのだ。 ただそう考えると、発展というヤツはすべてがいい事じゃない。 発展すれば意識は低いところへいってしまう。 単純化されてしまうわけだ。 PR
fre
2010/10/07(Thu) 01:53:14
ほんとうに暇がなかった。
仕事の事は書きたくないのに、仕事しかできない状況から久々の更新。 封の空いていないCDやレコードが20枚ほど溜まっていたので、 とりあえず1枚づつ聴いている。 レコードで所有しておいたシネマスティックオーケストラのCDが再販されていたので、購入。 ninja tuneから過去にでたベストアルバムと評される一枚。 引っ越してからスピーカーの調整を怠ったままだったが、 大音量で流していると、どうも粗が感じられた。 音響特性は部屋によってもある程度制限される為、 どっかであきらめていたが、 たまたま友人がアコーディオン奏者のCOBAのリハーサルに立ち会った時のことを聞いた事もあり、再熱。 そんなきっかけになったCOBAはリハーサルで周波数帯をすべて指定して音作りをしていたようだ。 要は1kを1メモリ上げ、4kを2メモリ下げなど、イコライザーで分割される音をすべて耳で判断する、 要は音響の仕事である。 昔はそっちの業界にいたので、そんな音もある程度は聞き分けられたが、 今はとてもじゃない。 アーティストでもこれができる人はプロの中でも少ない。 ※だからPAがいるのだけれど。 絶対音感とも相対音感とも違うそれは、ある種、固定観念の中でためされる能力でもあるが、 最低限フラットに持っていく事は3年もやればできるようになるけれど、 音を作るという点においては、個人差がでるし、正解がない分やりようはいくらでもある。 世に”メジャー”として出回っている音楽は、スタジオでマスタリングされにかよった音になる場合がほとんどだが、その辺は音楽自体と同じでこだわりをもっていても結局同じところに進んでいるだけの話で、なんら変化のない音質のまま出回ることがほとんどだ。 しかしシネマステックの音を聴いていると、どうも別物である。 ミキサーのEQを通さずプリで聴いた時の生々しさが半端ない。 これは素のまま、拡声してみたいという衝動にかられた訳である。 とりあえずはこもった低音をなんとかしようとインシュレーターを噛ますも、大きな変化がない。 スピーカースタンドを新規で購入し独立させる必要があるようだ。 取り急ぎ、吸音材の代わりに引越し屋が置いていった凹凸のある吸収剤を壁に貼ってみると、 抜けが良くなった。(見た目が気に食わないので、これも別途容易する必要がある) 単体のEQをかましていたがどうにもこうにもよくならずいっその事外してみると、 ストレートな音になった。 単体EQはPA用のものを使用していたが、自宅レベルならオーディオ用に切り替えたほうがよさそうである。※あんなもの通せば音が鈍るのは分かっているが、ついつい使ってしまい勝ちである。 夜な夜なスピーカーの位置を変えたり、木材を利用して低音抜けを良くしたりと試していたが、 どうにも備品が足りない。 次の休みは近所のホームセンターと秋葉のオーディオショップ巡りである。 オーディオオタクにはなるまい。。。
fre
2010/10/07(Thu) 01:53:14
ほんとうに暇がなかった。
仕事の事は書きたくないのに、仕事しかできない状況から久々の更新。 封の空いていないCDやレコードが20枚ほど溜まっていたので、 とりあえず1枚づつ聴いている。 レコードで所有しておいたシネマスティックオーケストラのCDが再販されていたので、購入。 ninja tuneから過去にでたベストアルバムと評される一枚。 引っ越してからスピーカーの調整を怠ったままだったが、 大音量で流していると、どうも粗が感じられた。 音響特性は部屋によってもある程度制限される為、 どっかであきらめていたが、 たまたま友人がアコーディオン奏者のCOBAのリハーサルに立ち会った時のことを聞いた事もあり、再熱。 そんなきっかけになったCOBAはリハーサルで周波数帯をすべて指定して音作りをしていたようだ。 要は1kを1メモリ上げ、4kを2メモリ下げなど、イコライザーで分割される音をすべて耳で判断する、 要は音響の仕事である。 昔はそっちの業界にいたので、そんな音もある程度は聞き分けられたが、 今はとてもじゃない。 アーティストでもこれができる人はプロの中でも少ない。 ※だからPAがいるのだけれど。 絶対音感とも相対音感とも違うそれは、ある種、固定観念の中でためされる能力でもあるが、 最低限フラットに持っていく事は3年もやればできるようになるけれど、 音を作るという点においては、個人差がでるし、正解がない分やりようはいくらでもある。 世に”メジャー”として出回っている音楽は、スタジオでマスタリングされにかよった音になる場合がほとんどだが、その辺は音楽自体と同じでこだわりをもっていても結局同じところに進んでいるだけの話で、なんら変化のない音質のまま出回ることがほとんどだ。 しかしシネマステックの音を聴いていると、どうも別物である。 ミキサーのEQを通さずプリで聴いた時の生々しさが半端ない。 これは素のまま、拡声してみたいという衝動にかられた訳である。 とりあえずはこもった低音をなんとかしようとインシュレーターを噛ますも、大きな変化がない。 スピーカースタンドを新規で購入し独立させる必要があるようだ。 取り急ぎ、吸音材の代わりに引越し屋が置いていった凹凸のある吸収剤を壁に貼ってみると、 抜けが良くなった。(見た目が気に食わないので、これも別途容易する必要がある) 単体のEQをかましていたがどうにもこうにもよくならずいっその事外してみると、 ストレートな音になった。 単体EQはPA用のものを使用していたが、自宅レベルならオーディオ用に切り替えたほうがよさそうである。※あんなもの通せば音が鈍るのは分かっているが、ついつい使ってしまい勝ちである。 夜な夜なスピーカーの位置を変えたり、木材を利用して低音抜けを良くしたりと試していたが、 どうにも備品が足りない。 次の休みは近所のホームセンターと秋葉のオーディオショップ巡りである。 オーディオオタクにはなるまい。。。
peace
2010/09/12(Sun) 01:19:54
ちょっと忙しくて書けていなかったが、メタモルフォーゼに行って来た。
当日までスケジュールがはっきりせず、当日の午前中に参加を決め、 レンタカーをかり友人を乗せて静岡の奥地へ。 走り屋の間でもヤバイとされている山道を飛ばしまくるが、 ナビの到着時間は到底トミーゲレロには間に合わなかった。 会場周辺につくと駐車場渋滞。 会場誘導の曖昧さにイラつきながら、 「どっちにいけばいい」とぶっきらぼうにスタッフにあたると、なぜか行列とは別の横道に逃がされた。 誘導員が各所に立っているものの、こちとら早く会場に入りたいので、スピードを出して直進。 なんとなく会場の照明がもれているところで、車を止め光のあるほうへ。 適当な道を歩いていると関係者口と思わしき場所へ到着。 パスも何もないが関係者ズラして進入すると、たやすくゲート突破。 入場料14000円がただである。。。 そんなこともあり、テンションもあがり、 clam→FUMIYA TANAKA→Manuel→DERRICK MAY→MOGWAI→GRANDMASTER FLASH→EYE→X102 さて、DarrenEmaersonを聴きにいくか・・・・というタイミングで、 友人とその彼女がもめ出し、いろいろあって帰宅。 ダレンやQheyを聴きたかったが、DERRICK MAYがあまりにも良くて疲れきっていた自分もいたので、 朝日が出る前に会場をでた。 山道は闇+霧で視界は1m先も危ういなか、空気の悪い車内で、自分から始めた怖い話が、 よりリアルに車中に響く。 メタモの感想としては、00年代初期のフェスに来ているかのような古臭さだったという事。 クラブミュージックはエレクトロ以降消沈していることを物語ったようでもある。 で、 今日はといえば、仕事の徹夜明けで専門時代の友人の結婚式2次会へ参加してきた。 8年間連絡を途絶えていたが、突然の連絡は2次会のお誘い。 指定時間に会場へ向かいと、幹事グループしかいない。 そのまま流れで受付要員となる・・・。 受付ていると懐かしい顔がちらほら集まり、いい空気に。 実家に帰ってる連中がほとんどで、結婚してたら子供いたり、 DJやめてたり、相変わらずだったり。 「仕事なにしているの?」みたいな話になった時、 「イベント屋」と答えるが、まるで理解がない。 あらためて世の中にこの仕事はいらないんじゃないかと思う。 要は企業相手にうまい事いって金を毟り取っている仕事である。 けして時代にはあわない。 まさか911に「おめでとう」なんていう日が来るとは思わなかった。 皮肉ではなく、 そのほうがいいのかもしれないということだ。 |