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column2 : es細胞
2006/11/21(Tue) 21:00:22
タイトルにes細胞なんて、とんでもない固有名詞を書いてしまったことにはじめから後悔しています。 es細胞=胚性幹細胞。
es細胞については以前のweblogでもなんどか取り上げています。 es細胞とはなにか。 まさか自分がそんなことを書くわけにもいかないのです。なんせ数冊本を買って流し読みした程度だから。(読んでも理解できないというのが正しい) ただそれでは記事が進まないわけです。 下記の青い文章はnet上からのコピーしたものを少し自分でいじったもの。(個人的に理解しずらいところを勝手な解釈で書き換えた) 「es細胞は、組織や臓器に成長する元となる細胞である。es細胞はほとんどの臓器や組織中に存在している。造血幹細胞や神経幹細胞など様々の幹細胞の中で、ほとんど、どの種類の組織にでも分化することができ、増殖能力も高いことから、万能細胞と呼ばれるのが、es細胞(Embryonic Stem Cell:胚性幹細胞)。 」 自分のなかでのes細胞の定義づけは以上の通り。このことをふまえたうえで記事を進めていきたいのです。 幹細胞研究所のようなものは世界中どこにでもあります。日本にも大学内や非営利の組織として点在していて日々研究がなされているようです。(うらやましい) 研究の成果はサイエンス誌に記載されることがほとんどなので、たまに見てみるのも悪くないです。(自分は英語ができないので田辺製薬の日本語版サイトをみています(日本語訳に時間がかかるため古い記事しかよめませんが)) es細胞への興味は、なにもアルツハイマーやパーキンソン病の研究の利用に繋がるという医学的前進への関心ではなくて、es細胞で何ができるかということにあるんです。クローンができることは1997年に羊のドリーによって実証されているのでその先のこと。 2006/11/6日に北東イングランド幹細胞研究所というところがイギリス政府にDNA操作でヒトと牛の両方の遺伝的性質を持つ胚の生成を認めるように申請を行ったそうです。 ドリーの一件で世界中に浸透した制約によってヒトと牛の両遺伝子性質をもつ胚は数日で廃棄し、胎児になるまで育てないことを条件としています。 なぜ牛か?ギリシャ神話のミノタウルス、ゆでたまごのバッファローマン(キンニクマンの場合超人のデザインは読者に募っていたので、おそらく、ゆでたまごの創作したキャラクターではないが)等に憧れた科学者でもいたのか・・・。鉄腕アトムの存在に影響を受けてロボット開発をしている科学者が多数いるくらいだから、もしかすると的外れな答えでもないかもしれない。 本来の理由としては、ヒトの受精卵から肝細胞を取り出すことは、それこそクローン騒ぎのときに制約を受けている為(死滅と同等とされるから)、それなら制約のない牛の受精卵にヒトのDNAを注入して、ヒトの遺伝的性質をもったes細胞を取り出そうではないかというなんとも回りくどい方法をとるための牛なのです。 以前こういった制約のすくない韓国でヒトのクローン胚の生成に成功したというニュースがありました。要はその胚を子宮に戻すとクローン人間が生まれるというところまでやってしまったわけです。 韓国のes細胞研究は世界的に進んでいる(制約が少ないため)ようですが、ヒトクローン胚の生成に成功したファンという科学者は、研究所の女性から卵子の提供を受けたとして問題となり、それ以来制約を厳しくなっているようです。 なんにしろどっかの研究所ではすでにクローンが生まれていてもおかしくない状況。 けっして小さくはない問題の選択肢に立たされていること確かなようです。 個人的には・・・・・・・・・まだどちら派かは言わないでおきます
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