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鈴木幸希
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環破
2009/05/26(Tue) 00:24:17
とある人からメールがきて、月の半分は家に籠もれるようになりました。という報告が来た。
若い彼は、創作という行為を行いながら、それは生活の為に働かねばならず、その結果、月の半分働くという状況を見出したのだろう。

私自身、学校を卒業してからや、転職の間はそんな生活をした事もあった。
いまだにふとすればそんな生活をしてみようとも思い立つかもしれない。

創作の時間というのは、それぞれだとおもうが、自身の場合、24時から3時までの間がその時間である。
これがわりに規則正しい。

ただし、睡眠の前に頭や身体を使うものだから決して安眠しているとはいえない。

月の半分を創作作業にあてると、意識は大きく変容してくる。
所謂、社会活動に支障をきたすレベルであることには間違いないが、創作の深さがましてくることは間違いない。

自身のように3時間で何ができるかといえば、1時間は前に作ったループを聴いて、1時間は次のファイルや音を探す。後1時間で録音し音が作れればいいほうである。

シーケンスは人一倍遅いはずである。

では時間が永遠とあると、すんなり行くかといえば、1時間でできる作業が2時間になるだけなのである。
長時間、引篭もって創作する行為は自身には向いていないのか、単に持続力がないからなのか・・・。
※飽き性という性格から後述が正しいのだが。

ただ、延々と音楽を聴くことは好きである。
音楽を聴き続けるというと、なんてことなく感じるが、言ってみれば、映画を見るように聴く事である。

ケージの音楽を聴けば、誰もが音に対しての意識の向け方を深く認識せざる終えない。

音を聴く事はとても難しい環境が必要になる。
例えば、オーディオ以外の音を遮断させる必要があり、昼間はあまり向かない。
人の声や車の音が少なからず部屋に入ってくる為、窓やシャッターを閉める。
とはいってもタバコを吸うものだから、換気扇を回すとそこから音がする。

ヘッドホンという手もあるが、空気の振動が好きなのだから仕方がない。

とはいっても、その音以外の音が聴こえなければいいというものでもない。
jazz喫茶では、周囲の音を常に感じつつも音に集中することができる。
それはそれで環境なのだ。

クラブミュージックが箱で聴かないと無意味に等しいのと同じである。
あんなもの耳が痛いほどの悪環境で聴くからいいのであって、自宅で聴いててもどこか侘しい。


衣食住という言葉がある。どれも人にとっては必要なものだ。
ただ、あまりにも狭い定義ではないだろうか。

この言葉に対して、どこか依存してしまっているのではないか。
服屋、飯屋、会社が立ち並ぶ都市を歩いても、多少楽しくはあるがテンションはあがらない。

街中の構造がネットに似ているのか、ネットの構造が街中に似ているのか知らないが、第三者としての思考はほぼ同意である。※ネットで飯は喰えないが。

テンションがあがらないというのは、とても大きな問題で、
3大要素に固執するあまりそれでしかなくなっているのかもしれない。

音楽を聴きにライブに行くことや、自然に触れに山に行くこと、時に集団で祭りをすることが、ある種特別な事として認知されているのが、そもそもの間違いであって、危なく気がつかないままである。

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