3連休、友人の影くんが我が家に映画の撮影をしにきます。
先日も夜な夜な大道具を運び込んできたところです。
なんどか途中の台本をみせてもらったのですが、影くんらしい面倒くさい作品が仕上がりそうです。
役者さんを使っての大仕事を一人でやっているので、どんどん痩せていきます。
3連休はそんなこともあるので家で影君の映画用音楽でも作っていようと思っていたのですが、久しぶりにレコード欲が爆発です。最近は家で慎重に視聴してネットで買っていたのですが、どうもそうゆうことじゃないのはわかっていたことです。
視聴して買う分ハズレはないのですが、欲求がおさまるわけではありません。
「中古屋で雰囲気で買って家で聴いて後悔」するまでがレコードとの付き合い方です(修行です)。
家にある9割のレコードはそんな買われ方をされているゴミ同然の重たい塩化ビニールです。
そんなわけで3連休はレコードマップ2000(古い、最近発刊してないんじゃないのかな?)を片手に中央線小田急線山手線を動き回ろうと決心したところです。
修行を怠っていた分、敷居を思いっきり下げて買い捲ろうと思います。財布を空っぽにしてやります。
引越しを目前にまたゴミの山を家に持ち帰る3日間が楽しみでなりません。
苦痛の視聴会に参加してくれる方募集です。
ここで例年のごとく去年よく聴いた音源をメモさせてください。
dill / Dance music
井上雄二がダンス作品のために書き下ろした曲群。simの3人が参加しているので、それくさいといえばそれくさいんですが、この音のなかでダンスなされるということが意識されているため「妙な間」が存在しています。
「妙な間」がすべての作品。
Ametsub / Linear Cryptics
レーベル元のPROGRESSIVE FOrM自体2年ぶりにリリースする作品。Radiq以来の作品です。
一度、西麻布のbullet'sでライブをしていてあまりにもヤバイ音楽だったのと、bullet'sという箱があまりにも閉鎖的だったことが相まって話しかけたことがあるのですが、変態気味でした。
昨年中トップレベルに面倒くさいメランコリー作品。
minami hiroshi / Elegy
南さんの作品は間違いなく勃起させられます。
以下の成ちゃんのコメントにつきます。
「誤解を恐れずに言えば、この作品は南博の鬱性が生んだ傑作である。」--菊池成孔
masayasu tzboguchi trio / Radio Acoustique
DCPRG、東京ザヴィヌルバッハの参加でも知られる坪口さんは成ちゃんの影に隠れがちですが、センスは成ちゃんよりよかったりします。高校生からフリージャズやってたような変態(天才)さんです。
アフリカに転倒したあとのジャズピアノ作品に戸惑っている暇もなくプログラミングでフリーと化していく音には驚きましたが、聴きすぎて・・・。
キョンキョンが主演の空中庭園という映画で、キチガイドラムの外山明さんとともにサントラ作ってたりします。(あんまりよくなかったけど)
MAX RICHTER / SONGS FROM BEFORE
Fat Catのサブレーベル130701からのリリース。ドイツ人ピアニストMax Richterの3rdです。変わらないなーこの人。
室内楽な雰囲気も持ちながらも、アブストラクトな要素はほとんどなくクラシックファンにもアピールするのではないかという美しいサウンドをつくりあげています。元ソフツのRobert Wyattが村上春樹の小説からの引用文を朗読する、リーディングもフィーチャーしたトラックも収録されています。(一人で聴かないと危ないです)
Blue Foundation / Solid Origami -Collected, Reworked & Remixed
雰囲気を変えないと偏っていますね。
年末にでたBlue Foundationの新作です。今年の4月には2ndアルバムを出すようですが、7年ぶりくらいではないでしょうか?アブストラクトな修行時代お世話になったBlue Foundationがまだデンマークで活動していたなんて涙です。対した事ないけど記念に一枚。タツキのスクラッチはどこまでイカレタのか2ndが楽しみです。krushを欧米に呼んでいたのはタツキらしいですよ。
ワカカのKlock、BAKUが派手に表にでた次はタツキの番なのです。(KlockのHPが長らく休止しているようで、彼の様子がわかりません。鬱にでもなったんじゃないかと勝手におもってます)
面倒になってきたのでこの辺でやめておきます。
明日は何を買って来ようか♪
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