菊池成孔さんがdcprgを解散させましたが、特にショックで立ち直れないということもない。
私はあくまで成ちゃん個人のファンだから、むしろ個人活動の専念と休暇を成ちゃんには願っているんです。(倒れられても困るんで)
もし新しい活動をするような事があれば、サン・ラーのような神がかり的な行動にでないもんかと(もちろんパロディ、ユーモアとして)待ち望んでいるし、最近成ちゃんは、やけにバカ音楽を敵視しているので(以前は無視したり、笑っていた)、またなにか構成や理論を持ち込んだ試みが成されるのか・・・。一枚のアルバムも詰め込みすぎてしまう雑多な性格ですから次の展開が想像もつきません。
成ちゃんのせいか、ベイシーのオヤジのせいか知らないが(おそらくJBLスピーカーのせい)jazzを聴くように、その中でも好き嫌いは当然出てくるようになりました。
最近見つけた恵比寿のレコ屋はラテン音楽に特化したお店。(なんて店名なんだろうか)
そこにはラテンジャズコーナーがあって、アフロキューバンからブラジリアンからボサノバ、ルンバ、カリビアンなんかもある。
ラテンといってもとても広義の意味を指すのだろうし、人種だけでみても植民地なんかの歴史に疎い私なんかは、まったく把握できたもんではない。スペイン、フランス、ポルトガル、コロンビアと言う具合に適当にサッカーの強い国を思い出すと、ラテンアメリカ諸国と、それを植民地をしていた国がでてくる事は高校の時の試験前に発見したのだと思う・・・。
この店でラテンジャズの歴史を紐解く映画として販売されていた”CALLE 54”(カジェと読むらしい。ラテン語で?)をみたのは、最近の話。(制作は7年前2000年の事らしい。)
←フェルナンド・トルエバ監督。(もちろんかなりのジャズファンのようです)
アフリカ~ヨーロッパ経由でアメリカ、南アメリカてな歴史を経ているラテン音楽は、それこそ各地演られている、残念ながら日本には馴染みのうすい音楽なもんだから、このdvdを観た時はすっきりする感覚を覚えました。何がすっきりした買って、買えばいいレコードが明確になったのと、極個人的な音楽性って意味でリズムと、とくにメロディーがこのdvdには詰まっていたんですね。
だから今は”ラテン”に焦点を当てることになっているんです。(もちろん広義としての)
とりあえず”ラテン系は明るい”とかいう偏見を植え付けたヤツを見つけ出してから・・・。
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