←undercober 高橋盾さん
エイプリルフールだというのに、人を騙すことも騙されることもしないまま今日が過ぎようとしています。
”騙すこともなく”というのは自らで判断できるのですが、なぜ”騙されていない”こともわかっているんだと問われれば、簡単なんです。今日は誰とも口をきいていないから。(何件かのメールのやり取りも内容的に騙す騙されるというものではなかった)
桜咲く天気のいい休日に外へ一歩も出ていない(さらに口も開いていない)というのが、まるで悪のように扱われる世の中ですが、悪というより毒にちかい。
外へ出なかった理由としては、昨日の夜から明け方にかけて、例のコンプレックス症候群のようなものがやってきていたというのがあります。
なぜそれはやってきたか。(まーよくくるんですが・・・・)
EYESCREAMのアンダーカバー特集を読んだだけなんですね。(毎月購読するような本でもない)
いわいるモードドメステックブームの衰退と同時期にやってきたファッションバブル期の中心にあったアンダーカバーですが、そんなバブルの中で散々踊り狂ったのは間違いなく私の同世代(25くらい)のわけです。
高橋盾さん自身「好きにやれば売れた」というバブル期は、もちろんすぐにハジケタわけです。
この時、ファッションですから流れなければ話にならない中で、流れられないでいたのは生産者ではなく、消費者側なんです。ついていけなかった。(もちろん留まった生産者もいますが、そもそもそんなに面白いことしてるトコはなかったんですね)
その中でも特にアンダーカバーの進化と進歩のスピードは、とてつもないもので。
それこそ、パンクバンドがクラシックやり始めた(しかも技法さえ習得して)みたいな状況で、しかも既存のクラシックではなかったっていう。
高橋盾さんがそれこそ、ブランド立ち上げたばかりの頃から言っているのが、「金がなくても、着る人がいなくても一人でも服を作り続ける」ってことです。デザイナーでも経営者でもある彼の根本がそれなんでしょうね。
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2007/spring/summer
パリコレ進出10回目にして、伊勢丹の強いオファーにより、今年新宿伊勢丹にメンズレディース店を構えたというから、おもしろい。
「幅広く、どんどん着てほしい」という高橋盾さんの考えがよりよい形で進んでいるようです。
で
やはりいつになっても影響を与えてくれる人がいるほうがいい、それが10代の頃からなんらかの形で見てきた人ともなると、影響はどんどん大きくなってくるような気になります。(しかも毎回新鮮な)
そういえば、それがなぜ家にいる理由になるかといえば、私は影響から衝動をタンテや機材にぶつける事をやっているので、自宅で済んでしまうんですね・・・。
今度はpc担いでスタジオでも行ってみっか。
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