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鈴木幸希
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分子分死
2007/03/21(Wed) 21:51:49

私の体を構成している原子や分子は、こうしている最中にも入れ替わり、代謝によって排出されています。

排出された分子はなくなるわけではなく、土になったり、水になったり、植物を通じて誰かの体を構成したり。

自身の体がが、今までいくつもの動物や植物を構成していた分子の集合であると考えてもなんら不思議な事ではないんです。

分子は、人が死に体が朽ち果てるたとしても、いずれ土や水に還り、そのうち何かと一体になります。

大雑把な話、地球はそうやってできているんです。

分子が自身の体から代謝され離れていったとしても、悲しむ人はそうはいないのではないでしょうか。

体が朽ち果てた時に、その人間を構成していた分子がいずれどこかに宿ることが解っていても、悲しい。

去年、僕の友人を生んだ母親が亡くなりました。

彼は悲しみよりも悔いが残っていると言っていました。「なにもしてあげられなかった」という具合に。

彼以外にも周囲の人間は、幼いころから片親だったり、数年前に父親を亡くしていたり、共通の友人を事故で亡くしたりしています。

周囲の人間に自立した強みを感じるのは、そのことが直結したりしているようです。

きっと彼らには亡くなった人間の分子が宿っているんでしょうね。その分子が一種の”強み”になっているんじゃないかと。なんせ物理的に近距離に居たのですからね。(呼吸によっても分子は吐き出されます)

精神は人の生死にかかわらず、生きたり、死んだりする。(生きていても精神が死んでる奴はいるってことですね、逆もしかり)
体も構成していた分子レベルで考えれば、なにかに宿りつずけ、地球(宇宙)を形成します。

そうなると人が死ぬという事はどうゆうことなんでしょうか。

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無題
人の分子は5年もすると全て入れ替わるといいますね。自分ってなんなんでしょう?
今日地元の友人が遠くに行きました。ここ数日べったりだったので友人のものだった分子が自分のなかにあるかもしれませんね。そう考えると心強いというより気持ち悪いです。僕に取り入れられた友人の分子はもかわいそうですね。
dera 2007/03/21(Wed)22:03:34 編集
無題
>dera

deraっちの分子の入れ替わりは激しそうね。
吸収(吸引?)力がね。

そう思うと、人に実際に会うことは、重要だし、危険でもあるね。

久し振りにあう友人が変化してみえたり、ギクシャクしたりするのも、そんな物理的なもんなのかもね。
aka 2007/03/21(Wed)22:53:39 編集
生々流転/永劫回帰
ただの物質が寄り集まって、意識を作り出す。
それぞれの意識はそれぞれのパーソナリティを生み、唯一のかけがえのない個人となる。

その個人を失うのは取り返しがきかない、交換不能な事柄だから、悲しいのだと思います。

二度とその人物に会うことができない。話をすることができない。触れることもできない。

いずれ我々の住む太陽系の太陽も超新星爆発を起こし、すべては雲散霧消することでしょう。バラバラに飛び散った分子はまたそれぞれに引き合い、恒星や惑星となって、新しい太陽系を作るのでしょう。そして、その惑星には生命が生まれ、人類のような存在が生まれるかもしれません。

でも、traという個人は生まれないし、akarumaという個人もまた生まれてこないでしょう。

肉体を構成している分子が分解し交換されようとも、「私」や「あなた」であることは変わらないのだと思います。

死から免れることはできませんが、その人の記憶は残る。記憶の中に生きているから。だから僕は記憶にこだわっているのでしょうね。
tra 2007/03/21(Wed)23:44:08 編集
無題
>traさん

コメントありがとうございます。
以前、「私は誰かに生かされている」と書いたことをおもいだしました。
人の記憶に生きるというのは、複雑なことですね。

記憶への執拗なこだわりは執拗であればあるほど、むずかしいことですね。

万物は変化しますし、記憶も万物です。
そのことを嫌いアーカイヴィングが各分野で進んだ末に、こないだtraさんが書いていたアーカイヴィングのフィルター化のようなものが進む恐れがsるわけですよね。
アーカイヴィングデータだけが溜まり、その記憶を持つ人はいなくなる。データが膨大になりすぎた時に、一定の規定に満たない情報は削除される。
削除化が進むと、ある時代のデータ(記憶)がないものとされる。1990年代なんて危ないもんですよ笑

aka 2007/03/22(Thu)01:21:59 編集
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