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鈴木幸希
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生体プリンター
2006/12/24(Sun) 21:37:56

米カーネギーメロン大学が幹細胞から作られた特殊なバイオインクをインクジェットプリンターの要領で印刷することで、様々な人体の臓器の青写真を印刷する技術の研究を進めているということを知りました。

そもそも幹細胞バイオインクとはどんなものか?疑問が残ります。

ご存知のように幹細胞は万能細胞(es細胞)のことです。

それをふまえて言えば「es細胞バイオインクジェットプリンター」ということになりそうです。
プリンターのインクはes細胞なわけですから、生体インクがプリントことになります。

そんなことして何になるか。
まさか発色がいいとかコストダウンとかそんなことではなくて。

es細胞で印刷された「あるパターン」に再びes細胞の成長を促すホルモンを重ねて印刷することで生細胞の青写真(設計写真)を作り出すことができるんです。

パターンを変えて印刷することによって何種類もの生細胞が作り出せるプリンターということになります。

現段階ではマウスのes細胞を使用して、印刷されたパターンから骨細胞まで成長させることに成功しているようです。

印刷パターンの研究が進み、筋細胞のパターンが発見されれば、肺になる細胞のパターンや手、足になる細胞のパターンがバイオインクによってプリントアウトされるなんてことにもなってきます。

es細胞から体中の生細胞を育成させる設計図がパターン化されるということになりますね。

現在es細胞からの生細胞の培養はかなりの努力が伴っているようです。
その部分がプリントアウトで済まされてしまう。

極端な話、es細胞を含んだインクが生命の元ということにもなりかねないような気がしてなりません。
曲がり曲がってコピー、スキャナー付きバイオインクジェットプリンターなんてことになったら、es細胞自体のコピーやらes細胞をスキャンしてパターン化したものをpcのようなものに保存しておく・・・なんてことも。(モノクロとかどうなるやら)

 

メリークリスマス。

 


 


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