夜に遊び行く予定ができたので、それまでは家でネットでレコ屋の視聴という晴天にまったく左右されない時間を過ごしているわけですが、気にかかることがあったので一筆。
なにかといえば、cisco recordsのトップページに”新ジャンルとして<ROCK>が追加されました”とある。
これにはクラブミュージックに特化しすぎたシスコの低迷ぶりが窺い知れるし、変な話残念でもある。
音楽が好きな人ほど、そこに壁は設けていないいない場合が多いけれど、何に対しても特化するという形で個人や一定の集団が掘り進めてきたものがあるから、成り立ってきたものも多い。
極端な例でいえば職人という人達がそうで、毎日傘を作る仕事や、箒を作る仕事があったがあったりする。科学者にしても、医科学から脳科学まである。
一見、自分にあった仕事とか、好きでやっているとかいう風にみえけれど、どうやらそうでもない時代がある。
少なくとも昭和初期以前の日本は、ほぼ自営業であったらしいし、それ以後もそもそも何を仕事にするかなんて選んでいられない時代があったようだ。家業というのが代々続いていくのだ。
私の父は公務員、母は看護師だ。父の実家は農家、母の実家は床屋。
理由は知らないけれど、2人とも家業は継いでいない。(だからきっと、私が何を始めても何も言わないのだ、きっとあまり疑問にも思わないのだろう)
私は上京した身だからか、”実家に帰って家を継ぐ”とかそうゆう話が身近に多いように感じる。
そんな話を聞く度に、心から不思議に思うのは個人的にそうゆう教育を受けたからだろう。姉兄も誰一人実家には居ない。(実際、私が実家に帰ったとしても1件しか就職先がないのだけれど・・・・オイちゃんよろしく笑)
個人的に今の仕事は(仕事に対してはいつでも)、レコード屋をやる為の糧としか考えていない部分がある。
以前書いたようなそれは、やばいレコード屋である。(最近やけにレコード屋願望がさらに強まっているのは、なにか原因があるに違いないし、こうゆう時は変な話が舞い込んできたりする。レコード会社の幹部さんと会う機会に恵まれたり、そこに居合わせた人にイベント箱を紹介してもらったりする。
”レコード屋をやりたい”と毎日言っているだけで、なにか近い話が舞い込んでくるのは、レコード屋をやりたいなんてヤツが少ないからだろうし、個人的に考えても、そうゆう話は思い当たる。
会社の同期がサーフィンをかなりやり込んでいるようで(残念ながら私は今のところ2度板の上で遊覧した経験しかないし、きっとそれはサーフィンとは呼ばない)、少し話を聞いていたんだけれど、今後サーフィンショップができたとか、あそこの海がいいとか人から聞いたりなんかしたら彼に伝えてみるに違いない。
なんせ、そうゆうことだ。自分には経験がないからこそ、誰かに伝えたくない。それが稀であればある程、情報は直接的になる。
単純なもんだ。
p,s
ciscoのロックカテゴリーは、やさしいディスクユニオンロック館みたいなイメージです。
いままでネット上で視聴することが難しかった盤を取り扱っていて暇つぶしにはなります。
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